自社の技術を市場につなげる!! 技術者・開発者のための実践マーケティング研修
自社の技術を市場につなげる!! 技術者・開発者のための実践マーケティング研修
国内賃金は30年以上も横ばいですが、要因の一つとして企業の「付加価値生産性」が低く、充分な賃上げ原資が確保できない点が指摘されています。
製造業において、原価低減でその向上を目指すことはもはや限界です。事態の打開には、自社の保有技術を起点として市場を探索し、付加価値の高い製品開発を行うことが必要です。そのためには、技術者・開発者自らが、新製品や新規事業を企画できるマーケティング力を備え、社内に提案することが求められます。
本研修は「自社の保有する技術や開発テーマがどのような市場価値を生むのか」「市場のニーズにマッチした高付加価値製品をいかに開発するか」を学ぶ研修です。
【対象】
・研究開発部門の新製品・新規事業企画担当
・技術開発部門の新製品・新規事業企画担当
・マーケティング部門・営業部門で技術マーケティングを学びたい方
【研修の到達目標】
1. マーケティングの基本的考え方が身につきます。
2. 自社の保有技術の活用と応用の考え方が理解できます。
3. 高付加価値製品の開発の進め方が理解できます。
4. 市場参入戦略の進め方が理解できます。
【研修プログラム】
1.技術を市場につなげるマーケティングとは
・マーケティングの基本フレームについて
・技術者に求められるマーケティングスキルとは
・技術開発を儲けにつなげる考え方
2.自社の「保有技術の活用と応用」
・「シーズ志向」と「ニーズ志向」と
・シーズ志向の市場開発の進め方
(技術の棚卸→技術評価→顧客価値への変換)
・シーズ志向の事例紹介
・ニーズ志向の市場開発の進め方
・ニーズ志向の事例紹介
・シーズ発想とニーズ発想のすり合わせ
・社外技術を活用するオープンイノベーションとは
・演習:顧客価値変換の事例
3.単価アップを実現するための「高付加価値製品の開発」
・ニーズの捉え方で高付加価値製品の開発は可能
・どのような情報を収集すべきか
・高付加価値製品の開発フロー
・高付加価値製品開発の事例紹介
4.成功確率を高めるための市場参入戦略
・プロダクトライフサイクル理論と5つの購買層
・市場参入における「先発企業」「後発企業」のメリット・デメリット
・PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネージメント)とは
・PPMから見る事業成長の流れ
・市場の魅力度の分析方法(BMO法)
・ランチェスター戦略に基づく市場参入時期別の戦い方(グーパーチョキ理論)
・導入期の戦略(グーの戦略)と事例紹介
・成長期の戦略(パーの戦略)と事例紹介
・成熟期/衰退期の戦略(チョキの戦略)と事例紹介
・演習:市場時期別の参入戦略
・事業撤退の判断基準
・まとめ
【費用】
20万円+消費税
【参加人数】
4名〜25名程度
※公開講座ではありません。企業単位でお申し込み下さい。
米澤 裕一 / 合同会社バリューアップ
青山学院大学卒業後、キヤノン販売(現キヤノンMJ)に入社。「絞り込み・一点集中・ニッチ分野NO1」のランチェスター戦略に着目し、ランチェスター戦略を自ら実践して、入社4年目に社長賞を受賞。以降30年間で2000社以上の中小企業経営者と面会し、景気に左右されない利益体質の会社の特徴を熟知する。経営コンサルタントとして独立後、補助金を活用した資金調達やボトルネックの改善によって、200社以上の利益改善に貢献している。現在、1社でも多くの中小企業が黒字になることを目指して活動中。近著「小さな会社の儲けの仕組みの教科書」(クローバー出版)。