〜「知恵の経営」コラム〜 No.14
3年後の将来の価値創造
みなさん、こんちは。
今回は、将来の価値創造ストーリーの作成についてみていきます。
将来の価値創造ストーリーを考えるためには、業績を変化させるため、現在の価値創造ストーリーの各項目(経営理念、しくみ、技術・ノウハウ、商品・サービス)をどのように変化させるのか、それを価値創造ストーリーの矢印(→)を遡って見ていくことで、それが可能になります。
※今回は、将来の価値創造ストーリーとして、「3年後」を想定します。
まず、最終ゴール(商品・サービス)をどのように変えるか、それを考えることからはじめます。これは、3年後の売上・利益をどのように変化させたいか、ということから導かれます。
今回は、3年後の売上を3億円から5億円にアップさせたいという目標を立てたとします。
そして、その売上を達成するため、Y製品のシェアを2割から3割にアップさせる、これを目指すことにします。
これを達成するためにはどうすればよいか?
次ページの図を見ながら、一緒に考えていきましょう。
価値創造ストーリーの矢印(→)を遡って考えるわけですから、「短納期対応」、「設計スピード」を強化しなくてはならない、ということが分かりますね。
さらに、「短納期対応」を強化するためには、「協力会社の組織化」を強化しなくてはならない、「設計スピード」を強化するためには、「大学との連携」、「カイゼン提案」を強化しなくてはならない、ということが分かりますよね。
そして、実行していくためには、価値創造ストーリーの流れに沿って(左から右へ)実行していく、これで将来の価値創造ストーリーが完成です。
次回は、将来の価値創造ストーリーを達成するため、具体的にどのような行動をとっていかないとならないのかという「アクションプラン」の作成方法について考えていきます。
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