横田透の知恵の経営 No.5
みなさん、こんちは。
今回は、「知的資産」の見つけ方についてのお話をしたいと思います。
「知的資産」は、みなさんの会社にとって当たり前のことが多いですから、自分で見つけようとすると、かえって、見つけることが難しいんです。
たとえば、私生活でも、自分自身のこと、分かってるようで、分かっていないことが多いですよね?
そこで、私のような外部専門家とやり取りをしながら見つけていく(または、再発見していくといった方が良いかもしれませんが)方法が、一番よいと思います。
その時、私は下記のようなフレームワークを活用しています。
左から右、これは、事業活動の流れを表しています。
まず、社長の思いがあって、それを実現するための社内のしくみをつくりますね。そして、このしくみ(努力・工夫)から、独自の技術やノウハウが生まれ、それを活かした製品・サービスを顧客に提供していっていますよね。
そこで、「知的資産」を見つけていく際は、この流れを逆にさかのぼっていくと、見つけることができるんです。
「どうして、そのような製品が作れるんですか?」「***という技術があるからだよ」「どうして、その技術を身に付けることができたんですか?」「***というしくみがあるからだよ。」「どうして、そのようなしくみがあるんですか?」「***が経営理念だからだよ。」という感じで、「なぜ?」を繰り返していくことで、「知的資産」の大枠が見えてきます。
たとえるなら、小さい子どもが、「なんで?」「なんで?」と大人に聞いてくるようなものです
これは、自問自答では、なかなか出てこないんです。
なぜなら、自社にとって当たり前のことを「なぜ?」「なぜ?」と聞いていくので、当たり前のことは自問自答しにくいからなんです。
だから、外部専門家とのやり取りが有効なんです。
どうでしょうか?一度、自分の会社に「なぜ?」「なぜ?」をしてみませんか?
きっと、当たり前のことに、あらためて気づいていただけると思います。
そして、実は、このフレームで眺めていくと、「***という強みを持っている(=保有)」ということが大事なのでなく、それを生み出す「しくみ・使い方」も含めて眺めてみることが大事なんだということに気づいていただけるのです。
次回は、この点についてもう少し詳しくお話しをしたいと思います。
中小企業での現場経験がある中小企業診断士です!
「無形の強み」を見える化し、活用した経営支援を得意とします!
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つくば未来経営コンサルティング事務所
代表 中小企業診断士 横田 透
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