登る「はしご」
唐突ですが、「成功」、「成長」、「幸福」。
いずれも身近で、普段から良く使う言葉ですが、考えてみると深い。
プロコーチ仲間を展開しているブログ、「コーチング・ガレージ」の中で(あるいは外で)、それぞれのコーチの捉え方、考え方を知り、感じました。
よく聞くことではありますが、「人は同じものを見ていても、違うように見ている」。
本当にそうだなと実感。
と同時に、そこはプロコーチ同士。
価値観とでもいうのでしょうか、大枠での認識には大きなずれは無いのかなと思ったりもしました(「プロコーチを目指そう」という時点で比較的近い悩みや目的意識を持っているからかもしれません)。
さて、そんなプロコーチは、視点を意識的に移動されるスキルを身に着けます。要は、視野を広く持つためのスキル。
そんなスキルを身に着けたプロコーチも、時に忙しさのあまり、視野狭く日々を過ごしてしまうことがあります(プロコーチを一括りにしてしまいましたが、他のコーチの皆さんは、いかがでしょうか?)。
一生懸命動き、考え、時に交渉し、何かを作り、そして時は過ぎて行く・・・。
これからどんな人生を辿るのか。辿った結果、どこに行きつくのか。
そんな辿る道筋を「はしご」になぞらえた話を聞いたことがあります。
間違った「はしご」をどれだけ効率的に、素早く登って行っても、到達する人生のゴールは望んだものには決してならない。
でも、正しい「はしご」を選べば、効率的ではないとしても、望んだゴールに近づける。
登る「はしご」を間違えてはいけない。
そんなお話だったように記憶しています。
話を戻しますが、視野狭く過ごしている時を振り返ると、間違ったはしごを一生懸命登っていたことも多かったように思います(そして、一生懸命登っているときは、それが間違った「はしご」であることにまったく気が付かない・・・)。
と同時に、そういえば、それが間違った「はしご」だと気づけるのは、コーチングを学んだからかも、とも思います。
コーチングでは、まず「ありたい姿」を思い描きます。
それは言い方を変えれば「目指すべきゴール」。
当たり前ですが、そもそも「目指すべきゴール」を思い描いていなければ、登るべき「はしご」も選べない。
いまだから思いますが、「目指すべきゴール」を思い描いて「はしご」を登り始るのでなければ、もはやそれはギャンブル。
運を天に任せているのと同じだったのかもしれません。
もちろん、意識せずとも目指す地点に向かう「はしご」を登っている人もいます。
なぜそれができるのかはわかりませんが、そういう人は、身に着けている価値観が、そもそも目指す方向と一致しているのかもしれません。
残念ながら、おそらくそうではない(なかった)私のような人間は、もちろんそれは容易ではないのですが、想像力を働かせて、目指すべき地点を思い描くこと。
やはり、まずそこが必要だったんだな、と今回は妙に納得をしてしまいました。
私のほか、弁護士、中小企業診断士などがブログを執筆しております。
※士業を中心としたプロコーチが集い、以下のブログを展開しています。
※株式会社未来カ(みらいか)のホームページを一新しました。
https://miraika.co.jp/
「コーチング・ガレージ」 https://ameblo.jp/coachinggarage2018/
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著者
塙 健一郎 / 株式会社未来カ(みらいか)
渋沢栄一は「士魂商才」という言葉を残しています。欲は事業発展への必要条件かもしれませんが、その先にある本当の意味での満足感、幸福感は何から生まれるのか、それをクライアントの皆様と共に考え目指し、実りある関係を育んでいます。