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「急がば回れ」の経営〜今の「これ」が未来の「そこ」につながっていたなんて!!

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「急がば回れ」の経営〜
今の「これ」が未来の「そこ」につながっていたなんて!!

イチロー選手、引退してしまいましたね。
45歳。私と同年齢ということもあり、記者会見にもつい見入ってしまいました。

 

イチロー選手はその記者会見で、こんなことを言ってました。

「最低でも50歳まで現役を続けると言っていたが、有言不実行になってしまった。
でも、そう言葉に出したからここまでやれたのかもしれない」

 

「原因」と「現象」はつながっていて、ある「現象」と「原因」の間にはいくつもの「現象」と「原因」のつながりがあり、そして行き着いたと思った「原因」も他の「現象」とつながっている。その「現象」は巡り巡って最初の「原因」につながっていたりもする。

 

そんなことが言われます。

 

イチロー選手の先の言葉に当てはめれば、

 

・原因:「最低でも50歳まで現役を続けると言ったこと」
・現象:「45歳での現役引退の記者会見」

 

つながり、はっきりとは見えないですよね。

 

時間的に近い「原因」と「現象」、例えば「熱いヤカンに触れた」(原因)から、「火傷をした」(現象)、はわかりやすい。

 

でも、イチロー選手の発言では、「原因」と「現象」は時間的にかなり離れている。

 

記者会見でイチロー選手はこうも言っていました。

 

「本で情報は得られるけれど、実際経験してみないと自分ではわからない」。

 

時間的に離れた「原因」と「現象」のつながりは、普段は、経験して、痛みを感じて、喜びも感じて、現象が生じて、何かひらめいて、初めて気付く。

 

多分そんな感じなのだろうと思います。基本、つながりがとても見えにくい。

 

なので、今の「原因」が遠い将来のどんな「現象」につながるのか、日常はなかなか考えないし、考えようとしても難しい。そう感じます。

 

でも、今の「これ」(原因)が時間的に離れた未来の「そこ」(現象)につながることをありありと思い描けるとしたらどうでしょうか?今の行動、少し変わると思いませんか?

 

例えば、今、隣の席で頭を抱えているちょっと毛嫌いしている同僚に声をかけたこと(原因)が、10年後も継続している友情につながっている(現象)と思い描けたら?

 

実は、これを実践するのがコーチング・セッションです。

 

コーチング・セッションでは、30分〜40分の間、時間的に離れた「原因」と「現象」を結びつけるために対話を繰り返します。

 

それを、「目標設定」(現象をはっきりさせる)や、「現状把握」(原因を識別する)と表現しますが、本質は、対話を通じ「今」(原因)と「未来」(現象)を繋げている。

 

今の「これ」が未来の「そこ」につながっていたなんて!!

 

そんな気付きが、コーチング・セッションではきっとあるはずです。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

※士業を中心としたプロコーチが集い、以下のブログを展開しています。

 

「コーチング・ガレージ」 https://ameblo.jp/coachinggarage2018/

 

私のほか、弁護士、中小企業診断士などがブログを執筆しております。

 

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著者

塙健一郎

塙 健一郎 / 株式会社未来カ(みらいか)
渋沢栄一は「士魂商才」という言葉を残しています。欲は事業発展への必要条件かもしれませんが、その先にある本当の意味での満足感、幸福感は何から生まれるのか、それをクライアントの皆様と共に考え目指し、実りある関係を育んでいます。

 

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