「急がば回れ」の経営〜サステイナビリティとコーチング (大きいのはどっち?)
皆さんこんにちは。
しょっぱなから大きな話になります。
最近、SDGsって言葉を良く目にされませんか?
MDGsに続くコンセプトとして採択され、気付けば方々で目にするようになりました。
そしてそのコンセプトのベースにあるのが、サステイナビリティという考え方。「持続可能性」です。
企業経営の世界でも、CSR(企業の社会的責任)から発展し、CSV(クリエ―ティング・サステイナブル・バリュー=持続価値創造)のコンセプトが広がってきました。
社会的責任として援助や寄付ではなく、持続価値を創造する事業を生み出していく。本業で持続可能性を実現していく、という考え方です。
この根底にある考えを示すため、以下リンク先(弊社のホームページ)にクリス・ラズローというコンサルタントが作成した図を引用しました。
この表ポイントは、株主への提供価値と利害関係者(従業員、顧客、地域社会、国、供給業者etc)とのWin-Win関係の中にこそ、持続価値があるということ。
私は会計士でもありますので、どうしても企業側の視点から捉えてしまいますが、SDGsでも同じ。つまり、SDGsはいわゆるトリプルボトムライン(経済・社会・環境)がWin-Win-Winになることを目指すものだと言えます。
さて、ここまでコンセプトについて触れました。
言うまでもなく、コンセプトはいかに実践するかが重要です。実践なくして成果なし。
皆さんならどうされますか?
国連レベルではSDGsを定めました。
国や自治体レベルではSDGsを受けて様々な施策を取り始めています。
企業レベルでは投資家によるESG投資や、企業側のCSVへの取り組みが、徐々にですが進んでいます。
最後は個人レベルです。
個人レベルでは何をしますか?
経験的に言えることですが、コーチングを行っていますと、ほぼ100%の方が結局、Win-Winを求めています。
最初はまったく他者を意識していなかった方でも、コーチングを進めていくことで結局、「そうだったのか」となる。そう感じています。
人は自分だけのWinを求めるのではなく、家族、友人、隣人、見ず知らずの誰かetc.のWinも求めている。
心理学者のアルフレッド・アドラーはこんなことを言っていたそうです。
「人の問題とはすべて対人関係の問題である」
(続・アドラー心理学トーキングセミナー:野田俊作著)
すべてと断言はしませんが、私も対人関係の悩みが問題になっているケースが大半と感じています。
そして、問題があるということは、同時にそこに関心があるということ。
コーチングは対話を通じクライアントに寄り添うことで、クライアント=個人が望むWin-Winへの到達をサポートする手法でもあります。
ですから私は、個人レベルでより多くの方にコーチングを実践していきたい。
言うまでもなくSDGsもCSVも、実践するのは個々の人間。
だから「 サステイナビリティ < コーチング」。
私はそう考 えています。
皆さんも、コーチングを実践されてみませんか?
クライアントとしてコーチを付ける。
それも良いですが、ご自身がコーチになってみること、私はおすすめします。
※士業を中心としたプロコーチが集い、以下のブログを展開しています。
「コーチング・ガレージ」 https://ameblo.jp/coachinggarage2018/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
著者
塙 健一郎 / 株式会社未来カ(みらいか)
渋沢栄一は「士魂商才」という言葉を残しています。欲は事業発展への必要条件かもしれませんが、その先にある本当の意味での満足感、幸福感は何から生まれるのか、それをクライアントの皆様と共に考え目指し、実りある関係を育んでいます。