2022年度版 事業再構築補助金の採択ポイント(webセミナー)

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2022年度版 事業再構築補助金の採択ポイント(webセミナー)

事業再構築補助金の第5回公募が開始されました。締め切りは3月24日(木)の18時です

「事業再構築補助金」第6回公募開始

3/28(月)から事業再構築補助金の第6回公募が始まりました。今年度最初の公募で、締切りは6月30日(木)18:00です。まだ時間がありますが、応募する方は早めに準備を開始した方がいいでしょう。

 

さて、第6回公募からは大きく変わった点がいくつかあります。

 

まず第1に従業員数による補助金金額です。

 

通常枠で従業員20人以下で、いままでは4千万円だったのが、2千万円となりました。従業員が少ない会社は大きな金額の設備投資はいらないだろうという事のようですが、設備投資額は従業員数ではなく会社の資金余力によります。従業員数が少なくても資金に余裕のある会社は大きな投資をすることがあります。特に事業再構築補助金は建屋の新築や改築に補助金が出ますので大きな投資に対する補助金として効果的だったのですが、残念な改定となりました。

 

第2に通常枠における売上高等減少要件です。

 

従来はコロナ前に対して、2020年10月以降の売上が10%以上減少しているか、2020年4月以降の売上が10%以上減少+2020年10月以降で5%以上減少していることと、複雑でした。

 

第6回公募からは、コロナ前に対して2020年4月以降の売上が10%以上減少していることと、条件が緩やかになりました。コロナ渦中でも業績がいいため、いままで事業再構築補助金の申込みできなかった会社でも申し込みやすくなりました。

 

第3はグリーン成長枠の新設です

 

中小企業だと補助金額が1億円と巨額ですが、補助率が1/2で、かつ「 2 年以上の研究開発・技術開発又は人材育成を行いながら、グリーン成長戦略「実行計画」14 分野の課題の解決に資する取組」を行う必要があります。

 

14分野は様々な分野にまたがりますが、「課題の解決」という点に注意が必要です。また、研究開発や人材育成についての報告書を作成しなければならないので、企業の負担は結構大きいでしょう。

 

これだけ見るとサポイン(戦略的基盤技術高度化支援事業)と似ています。サポインは最大3年間、合計で9,750万円の補助金を補助率2/3で受けることができます、ただし、サポインに採択されるためにはかなりの労力がかかるのでどちらがいいかはよく考える必要があるでしょう。

 

これ以外にも細かい変更はありますが、次回で述べたいと思います。

 

 

 

講師

座間

座間 正信 / 株式会社アイピーアトモス
企業の強み、市場の機会、アイデアに関する特許情報、市場における類似商品、今後の成長分野など幅広い視点から儲かる商品開発のアドバイス

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