ものづくり補助金の加点が【改悪】
現在募集中のもの補助は第7次公募で申請締め切りは一ヶ月ちょっと先の8月17日(火)の18時です。
締切の直前にお盆休みが入りますのでお盆休みの前までに申請をしようと考えているところが多いのではないでしょうか。
そうなるともうあまり時間はありません。365日ずっとこの申請のことだけをやっているのであれば時間はたくさんありますが多くの申請企業は他の仕事もやりながらだと思いますので一週間のうちもの補助のことを考え、事業計画づくりに割ける時間はどれくらいあるかということにかかってきます。
ところで第7次公募ではこれまで大きな加点要素であった経営革新計画、事業継続力強化計画が、「申請中」ということでは認められなくなりました。申請した計画が都道府県または国から「承認」されないと加点されないのです。
事業継続力強化計画の手引きによると申請から承認まで45日間ほどかかるとなっているため予め申請を終えている企業でないとちょっと間に合わないでしょう。
経営革新計画にいたっては最初の窓口相談から承認まで何カ月もかかりますのでさらに早期スタートしておかないと無理でしょう。
もの補助の申請経験のある会社は今回の公募要領を見てたぶん驚いたことでしょう。
もっとも、もの補助で採択されるために加点となる計画を申請するというのは少々本末転倒気味だと思うのでそもそも加点要素はなくしてしまえというのが私の素朴な思いです。
さて。もの補助の7次締切が8月半ばで終わり、9月になると事業再構築促進事業の第3次募集が始まると思っていましたが巷では今月中、すなわち7月中に公募開始となるという噂もとんでいます。
「事業再構築」に関してはこれまでのスケジュール感とちょっと違う感じがします。募集締め切り後、採択不採択の発表があってから次の募集が始まるのが普通ですがこの事業再構築について発表をまたずに次の募集がはじまるなどイレギュラーな感じです。
とにかくいつ募集が始まっても慌てないように準備はどんどん進めておくことです。
以上
著者
座間 正信 / 株式会社アイピーアトモス
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