今、求められているのは、新たなビジネスを生み出す研究開発力の飛躍的な底上げです。顧客ニーズを解決するために、アジアの技術力に期待が集まっていますが、その先にあるのは、未来の価値をつくりだすこと。世の中をどれだけ素敵にできるか、構想する力です。そこでは、「今ある技術をどう使い、何を提供できるのか」という発想ではなく、「何のために、誰にどんな価値を提供するのか」という構想が先にあり、「それを実現するためには、どのような新たな技術が必要か」という「知を生む知」です。 そこで必要となるのが、人と市場を読み解く力、新たな疑問に気づく力。失敗につながる虚妄性を排除し、洞察を高める別のものの見方です。組織として、暗黙知を共有し、構想力を高める力も求められています。 知識や技術が豊富でも、なかなか業績につながらなかったり、ブレイクスルーが生まれてこないのは、こうした基礎能力の欠如があげられます。でなければ、専門知識や技術力は、有効に機能することはありません。そのことは、数多くの失敗と成功事例から明らかとなっています。研究開発者一人ひとりの基礎能力を引き出し高めることで、研究開発力は格段に高まり、かつ組織力が強化され業績を向上させる大きな力となります。 講師としてお招きしますのは、元・本田技術研究所取締役で、現・知力経営研究所CEO石原信行氏。 1988年タイとシンガポールにホンダの東南アジア研究所を設立した初代所長。 石原様には、今回のセミナーで、「モノ起点」から「コト起点」への発想の転換をするために、以下の重要事項を実例を交えながら紹介します。 ※プログラムは予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。 |
石原 信行 氏 | ||||||
知⼒経営研究所代表(元本田技術研究所取締役) 早稲田大学エクステンションセンター講師 | ||||||
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