主催:日刊工業新聞社 共催:一般財団法人日本規格協会 モノづくり日本会議
「標準を制するものが市場を制す―」。
極めて高い技術力をもっていても、標準化戦略をしなければ、その技術や製品を市場投入しても事業面でグリップが握れないことを現わす言葉です。言い換えれば、「標準化に失敗すれば、技術で勝っても、市場で負ける」ことを意味します。
欧米をはじめ中国や韓国では、企業規模に関わらず標準化戦略を打ち出し、積極的に市場競争力の確保に動いております。こうした状況を受け、日本政府では「標準化戦略」を日本の次なる成長の行方を左右するものととらえ、中堅・中小企業の「標準化活動」を積極的に応援する支援策を打ち出しました。
標準化と一口に言っても、技術に対する標準や品質標準、試験・評価方法の標準…と様々なアプローチがあります。
今回は「標準化」の重要性とともに、最新の政府の支援策を分りやすくご紹介しながら、様々なアプローチによる標準化活動によって、自社製品の普及を実現させようと努力されている企業2社からも標準化戦略についてご披露いただきます。事業戦略としての「標準化」を学ぶビジネス講座です。
なお10月17日(金)には博多でも本セミナーを開催します。ご講演者が会場毎に異なります。
(*1)一般財団法人日本規格協会 | 一般財団法人日本規格協会は、工業標準化及び規格統一に関する普及並びに啓発等を図り、技術の向上、生産の能率化への貢献を目的としています。 | |
(*2)モノづくり日本会議とは? | 多様な課題を乗り越え、「“超”モノづくりの推進」をテーマに事業を展開する会員組織です。日刊工業新聞社が事務局をつとめております。大手のモノづくり企業から地域中堅・中小企業まで、約1,900社の企業ネットワークを所持しています。 |
企業の標準化活用支援に情熱を注ぐ昭和62年通商産業省(現 経済産業省)入省。「着目は大きく実行は小さな一歩を大切に」をモットーに政策の企画調整に従事。これまで石油、鉄鋼、自動車等多くの産業界の方々から御指導をいただきました。標準化の活用は新技術の普及に極めて有効であり、企業の皆様に是非御活用頂きたいと思っています。平成25年5月より現職。
レドックスフロー電池の量産化研究を牽引 1986年1月住友電気工業入社。入社以来一貫して、研究部門にて化合物半導体デバイス・ICの研究開発に従事。2001年から事業部へ移り、同研究成果の事業化に従事。04年に同事業が富士通と設立した合弁会社に移管され、同合弁会社へ転籍、新会社発足時の経営に参画。07年に住友電気工業に復職、12年より現職。13年7月より、フローバッテリの国際標準化を担当。現在、国内標準化審議委員会であるフローバッテリーシステム分科会の主査を務める。
[関連リンク] >> 住友電工、レドックスフロー電池に関するプレスリリース
大学の知で、知財、標準化、国際化の解に挑む1978年日本電信電話公社(現NTT)入社。研究所においてパケット交換システムの研究開発と標準化、標準化戦略、知的財産戦略に従事。2001年から08年ITU-T SG11議長、2000年~02年3GPP SA2(サービス・アーキテクチャWG)議長、副議長を歴任。05年4月より現職において標準化と知的財産の関係に関する教育と研究に従事。06年より現在まで中小企業を対象とした近畿知財塾コーディネータを担当。
[関連リンク] >> 大阪工業大学、教員紹介
シャープペンシルの規格化に奔走中サクラクレパス研究所入社後、品質管理部、2002年取締役などを経て09年より現職。また同年よりISO/TC10/WG18のコンビーナ(議長)を務める。平成24年度工業標準化事業表彰経済産業大臣賞を受賞。
[関連リンク] >> サクラクレパスHP
>> なっとく!<標準化> の塩井様記事
2014年11月に、日本では15年ぶりにIEC大会が東京で開催されます。
「IEC(国際電気標準会議)」とは、電気・電子・情報の国際規格策定に取り組む国際標準化機関です。年1回開催されるIEC大会は、世界約80カ国から1,000人以上が参加する国際標準化における重要なイベントのひとつとなっています。日刊工業新聞はIEC東京大会を応援しています。
[参考] 2014年IEC東京大会の基本計画に関する経済産業省のリリース >>
[参考] IEC東京大会公式ホームページ >>
中小企業・ベンチャーにとっては、国際標準にもとづく開発プロセス(妥当性検証など)を採用することで開発コストを低減できるのはもちろん、グローバル市場への展開も容易になり得ます。
日刊工業新聞社では、経済産業省、日本規格協会様、工業会様などのご協力も得ながら、中小・ベンチャー企業に役立つ国際標準化に関連する情報提供を積極的に行ってまいります。
日刊工業新聞では、企業・団体の皆様の標準化活動を支援しています。
詳細は、こちらへ>>
「共同議長会員」「常任幹事会員」「幹事会員」「一般会員」の皆様は無料となります。
大阪産業人クラブの皆様は無料となります。
◆下記ボタンから「成功企業に学ぶ、事業戦略に生かす“国際標準化戦略”シリーズ」参加申込フォームに必要事項をご入力の上、送信してください。メール自動返信にて、「申込確認票」がお手元に届きます。追って受講票(メール)をお送りします。
◆受講料のお支払いは、当日会場にて「現金払い」をお願いします。
事前申込制/聴講料:3,000円(税込)
※モノづくり日本会議 一般会員以上の方は聴講料無料
※大阪産業人クラブ会員企業の方は聴講料無料
本セミナーは終了しました。多数のお申し込みありがとうございました。
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日刊工業新聞社 業務局 業務推進部「国際標準化戦略シリーズ」事務局 担当:住谷(すみたに)、谷(たに) |
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