塙健一郎の経営の実行力
塙 健一郎
/ 株式会社未来カ(みらいか)
渋沢栄一は「士魂商才」という言葉を残しています。欲は事業発展への必要条件かもしれませんが、その先にある本当の意味での満足感、幸福感は何から生まれるのか、それをクライアントの皆様と共に考え目指し、実りある関係を育んでいます。
多くの企業の皆様との出会いを通じ、そのような関係をより多く築いて行くことを望んでいます。
●展開するサービスは一見雑多ですが、組織・人に焦点を当て、目先の成果と成果を生み出す能力のバランスを重視したアプローチを取るという点で、コンセプトは統一されています。
●公認会計士であるよりも、税理士であるよりも、また経営学修士であることよりも、何よりもコーチであることを自身の在り方として重視しています。
塙健一郎の経営の実行力記事一覧
登る「はしご」
唐突ですが、「成功」、「成長」、「幸福」。いずれも身近で、普段から良く使う言葉ですが、考えてみると深い。プロコーチ仲間を展開しているブログ、「コーチング・ガレージ」の中で(あるいは外で)、それぞれのコーチの捉え方、考え方を知り、感じました。よく聞くことではありますが、「人は同じものを見ていても、違う...
自信過剰と自己肯定感。分解したら見えたもの。
プロコーチ仲間と連載している「コーチング・ガレージ」で、中小企業診断士である森コーチの奥様からの問いかけがありました。問いかけは「自信過剰と自己肯定感」の違い。正直、深く考えたことはありませんでした。そして、考えてみればみるほど、説明しようと思うと難しい。感覚的には、「確かに違う」。でも・・・。違い...
行動が変われば例外が変わる
以前、プロコーチ仲間との共同ブログに「週に2日と2日に一回」という記事を掲載しました。要約すると、週に2日はルーティーンになりにくい。他方で2日に一回はルーティーンになるので習慣化しやすくてお勧め、というお話でした。しばらく2日に一回で「満足」していた私なのですが、最近になって「毎日・早朝」走る、に...
「ざる」という言葉
「日本語の単語には、漢語と外来語と大和言葉の3種類があります。」新年早々に年末に話を戻しますが、年越し蕎麦、食べられましたでしょうか?とある調査では、9割くらいの人は年越し蕎麦を食べているそうです。もちろん、私も年越しそばをおいしく頂きました。さて、そばと言えば「ざる」(ざる蕎麦、です)。皆さんは、...
大和言葉コーチング
「日本語の単語には、漢語と外来語と大和言葉の3種類があります。」最近何度かお会いしている社長さんに教えていただきました。そう聞いて、有り体に申しますと「そうだったのか」、と恐れ入ってしまいました。いささかも意識していませんでした。漢語は中国から取り入れた言葉。外来語は中国以外から来た言葉。そして、大...
「感情」と「時間」の共通点。
8月も終盤になり、暑さも和らいできましたね。もちろんまだ暑いのですが、都内で37度を記録した頃に比べればだいぶ過ごしやすいと感じています。さて、私は公認会計士・税理士として会計事務所も経営しています。会計事務所を営んでおりますと、他の税理士さんから業務を引継ぐケースも多くあります。引き継ぎになる理由...
「急がば回れ」の経営〜経営は実行
もう10年くらい前になるでしょうか。とある経営者からの薦めで、『経営は「実行」』(ラリー・ボシディ/ラム・チャラン著)という本を読んだことがあります。タイトルが鮮烈で、何となく覚えていました。(ちなみにその方の会社は著しい業績を上げ続けています。今でも)そうです。経営は「実行」です。実行があって、初...
「急がば回れ」の経営〜引き算思考
最近知人から薦められ、深沢真太郎さんという“ビジネス数学の専門家”の方の本を読みました。深沢さんは、日ごろの仕事のあらゆる場面で「引き算」することを推奨しています。例えば、20万円の受注を単に喜ぶのではなく、要したコストを差し引いて考える。(受注20万円でコスト30万円だとすると、差引マイナス10万...
「急がば回れ」の経営〜「認める」を続けていたら、チームの成果が向上していた!
コーチングにはいくつかの重要なスキルがありますが、その中の一つ、最も基礎的なスキルとして、「認める」ことがあります。「認める」には色々な意味がありそうですが、ここでは、相手の発言・存在をありのままに受け止める、相手をありのままに認める、そんな意味でとらえてください。さて、この「認める」をEI(エモー...
急がば回れの経営〜ポジティブ三日坊主。
今回のテーマは三日坊主です。共同執筆しておりますブログ、「コーチング・ガレージ」で、執筆者の一人、飯塚コーチが「三日坊主を繰り返していくと・・・」という記事を掲載しました。それを読んで、「おぉ!そういう捉え方もあったか!」。私自身が持っている、三日坊主へのネガティブイメージが少し払拭されました。(私...
「急がば回れ」の経営〜今の「これ」が未来の「そこ」につながっていたなんて!!
イチロー選手、引退してしまいましたね。45歳。私と同年齢ということもあり、記者会見にもつい見入ってしまいました。イチロー選手はその記者会見で、こんなことを言ってました。 「最低でも50歳まで現役を続けると言っていたが、有言不実行になってしまった。でも、そう言葉に出したからここまでやれたのかもしれない...
「急がば回れ」の経営〜能力って、結局何なのでしょう?
こんにちは。みなさん、”能力”って、結局何だと思いますか?最近、改めて考えさせられました。きっかけは、ある新人作家さんに出会ったこと。昨年日経小説大賞を受賞し作家デビューした、赤神諒さんという方です。お仕事で関わらせていただいている方ですが、発する一言が本当に刺さる。鋭い。「この人、優秀だな」と感じ...
「急がば回れ」の経営〜サステイナビリティとコーチング (大きいのはどっち?)
皆さんこんにちは。しょっぱなから大きな話になります。最近、SDGsって言葉を良く目にされませんか?MDGsに続くコンセプトとして採択され、気付けば方々で目にするようになりました。そしてそのコンセプトのベースにあるのが、サステイナビリティという考え方。「持続可能性」です。企業経営の世界でも、CSR(企...
「急がば回れ」の経営〜コーチングとは、TOCの実践手法である】
公認会計士の塙健一郎です。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。タイトルのTOC、皆さんご存知でしょうか?そうです。監査の世界ではTOC=Test of Control。統制テストの事ですし、五反田ではTOC=東京卸売センターの事ですが(すいません、つまらない引用ですので無視してください)、ここ...
「急がば回れ」の経営〜山本五十六とコーチング
いよいよ2018年、そして平成最後の年も終わりに近づいてきましたね。年末年始、皆さんはどのようにお過ごしになられますでしょうか?私は実家の茨城県に戻り、旧友との親交を温める予定です。さて、今回はリーダーシップとコーチングがテーマです。太平洋戦争当時に連合艦隊司令長官だった山本五十六が残した言葉をキー...
「急がば回れ」の経営〜経営は実行
もう10年くらい前になるでしょうか。とある経営者からの薦めで、『経営は「実行」』(ラリー・ボシディ/ラム・チャラン著)という本を読んだことがあります。タイトルが鮮烈で、何となく覚えていました。(ちなみにその方の会社は著しい業績を上げ続けています。今でも)そうです。経営は「実行」です。実行があって、初...