経営戦略・経営計画レポート一覧
製造業の「仮説思考型営業」のポイント
顧客ニーズが多様化・複雑化する中、真の顧客ニーズを引き出して提案するためには、顧客が抱えているであろう課題を考え、その中でも最優先で解決すべき課題を検討して商談に臨む「仮説思考型営業」が重要となります。「仮説思考型営業」を実現するには、営業個人任せではなく、組織的に取り組む必要があります。本レポート...
採択率30%の事業再構築補助金「通常枠」申請の注意点
6月18日に「通常枠」の採択結果が発表となり、先に発表された「特別枠」の55%に対して30%と狭き門になりました。採択発表前の5月31日の令和3年度行政レビューで、中小企業庁の担当者が「1次申請の申請書を数百読んだが、なぜそれだけの顧客が取れるのかという顧客規模の積算根拠が甘く、厳しく見ると8割落第...
中小企業の顧客単価アップ戦略
企業が持続的に成長するための事業展開は大きく分けて二つあります。1.大きな市場に、安価に大量生産・大量販売する事業。2.ニッチ市場に、高付加価値・高単価の商品を提供する事業。)規模の経済性を追及できる大手に対し、経営資源に限りがある(主に財務体力面で)中小企業が、1を展開することは困難です。安売り競...
「中小企業経営強化税制」
設備投資への税優遇措置、「中小企業経営強化税制」をご存知ですか?要件を満たせば、10%(あるいは7%)の税額控除又は即時償却が受けられます。例えば5,000万円の設備投資で500万円の節税ですから、かなり大きな優遇措置です。実は来年3月末で終了予定のこの制度。延長可能性が高まっています。延長されるの...
インダストリー4.0は、そもそも何なのか?世界をとりまくインダストリー4.0の全...
金子 博人 / 金子博人法律事務所リーガルサービスだけでなく総合的な企業支援を実施。M&Aは、マッチングを含めた支援をし、経営の多角化・技術移転を目指すほか、強力な企業再生を推進。社長のM&A学企業再生倒産回避―民事再生法と日本経済の活力「世界をとりまくインダストリー4.0の全貌を知る」今、メー...
インダストリー4.0で日本は勝てるのか
金子 博人 / 金子博人法律事務所リーガルサービスだけでなく総合的な企業支援を実施。M&Aは、マッチングを含めた支援をし、経営の多角化・技術移転を目指すほか、強力な企業再生を推進。社長のM&A学企業再生倒産回避―民事再生法と日本経済の活力「インダストリー4.0で日本がとるべき戦略を見極める」今、...
海外進出・グローバル化のABC 海外戦略は総合力!
金子 博人 / 金子博人法律事務所リーガルサービスだけでなく総合的な企業支援を実施。M&Aは、マッチングを含めた支援をし、経営の多角化・技術移転を目指すほか、強力な企業再生を推進。社長のM&A学企業再生倒産回避―民事再生法と日本経済の活力「海外進出・グローバル化のABC 海外戦略は総合力!」国内...
M&Aによる海外展開の盲点と税務のポイント
金子 博人 / 金子博人法律事務所リーガルサービスだけでなく総合的な企業支援を実施。M&Aは、マッチングを含めた支援をし、経営の多角化・技術移転を目指すほか、強力な企業再生を推進。社長のM&A学企業再生倒産回避―民事再生法と日本経済の活力「 企業再編務訴訟でなぜIBMは勝訴しヤフーは負けたか?」...
「 企業再編務訴訟でなぜIBMは勝訴しヤフーは負けたか?税務訴訟考察レポート」
金子 博人 / 金子博人法律事務所リーガルサービスだけでなく総合的な企業支援を実施。M&Aは、マッチングを含めた支援をし、経営の多角化・技術移転を目指すほか、強力な企業再生を推進。社長のM&A学企業再生倒産回避―民事再生法と日本経済の活力「 企業再編務訴訟でなぜIBMは勝訴しヤフーは負けたか?」...
「移転価格課税は取り消せる!移転価格課税考察レポート」
金子 博人 / 金子博人法律事務所リーガルサービスだけでなく総合的な企業支援を実施。M&Aは、マッチングを含めた支援をし、経営の多角化・技術移転を目指すほか、強力な企業再生を推進。社長のM&A学企業再生倒産回避―民事再生法と日本経済の活力「移転価格課税は取り消せる!移転価格課税対策レポート」1....
海外進出は、M&Aが効果的。そこを拠点に、世界に売りまくろう!
金子 博人 / 金子博人法律事務所リーガルサービスだけでなく総合的な企業支援を実施。M&Aは、マッチングを含めた支援をし、経営の多角化・技術移転を目指すほか、強力な企業再生を推進。社長のM&A学企業再生倒産回避―民事再生法と日本経済の活力「M&Aは、成功率50%であることを知って、初めて成功する...
M&Aは、成功率50%であることを知って、初めて成功する
金子 博人 / 金子博人法律事務所リーガルサービスだけでなく総合的な企業支援を実施。M&Aは、マッチングを含めた支援をし、経営の多角化・技術移転を目指すほか、強力な企業再生を推進。社長のM&A学企業再生倒産回避―民事再生法と日本経済の活力「M&Aは、成功率50%であることを知って、初めて成功する...
法的手続きによらない企業再生・再建の手筋!
1.企業を経営していると、常に順調とは限らない。 経営状況が思わしくないときに、如何に建て直し、深刻な状況を回避し、発展につなげるか、そのノウハウを知っていることは、企業経営者にとって、大きな強みである。「転ばぬ先の杖」は、経営者にとり、的確な経営判断をさせてくれるもののはずである。2.軽度の場合は...
技術の戦略的な管理
技術の戦略的な管理の代表格は、特許管理である。しかし、特許によって公開されたくないノウハウ、特許化は難しいと思われるけれども重要なノウハウ等も適切に管理をしなければ、優位性は半減されてしまう。このレポートでは、かかるノウハウの適切な管理を、先使用権を中心にまとめた。「技術の戦略的な管理」著者/須藤 ...
サムスンと日本企業の違いは何か
サムスンに代表される韓国企業は、新興国の市場だけではなく、日本と競合する欧米などの先進国の市場でも大きく売上を伸ばしています。その秘密はどこにあるのか、日本と韓国でのコンサルティング経験から、韓国企業が優れていると思われる項目の事例を紹介します。1.1995年から2012年のサムスンを振り返る2.製...
知的資産経営
「ウチの良さ正当に評価されていない・・・。」と嘆かれている経営者も多いのではないでしょうか? びっくりするくらい他社とは品質・性能面で差があるのに、顧客からあまり評価されない企業がある一方、他社製品と品質・性能差がそれほど無いのに驚くほど顧客評価が高い企業があります。どうして「この違い」が生まれるの...
【事例満載】中小企業が生き残るたったひとつの経営戦略 〜顧客に選ばれる理由と超具...
断言します!中小企業が生き残るための戦略はたったひとつしかありません。なぜなら、経営学の父・ドラッカー、競争戦略の第一人者・ポーター、競争戦略のバイブル・ランチェスターに共通する戦略がそうだからです。中小企業が生き残るための「たったひとつの戦略」について、実際の勝ち組企業の事例を上げながらわかり易く...
未来に希望が持てる経営戦略
これまでの経営計画の立て方では、経営者も管理職も社員もなかなか会社の未来に希望を持てるようにはなりませんね。ではどうしたら未来に希望が持てる経営計画が立てられるのでしょう?ヒントは、(1) 未来が見える(2) できそうに思える(3) 第一歩が現実化されるということです。どの会社にも可能性があります。...
「有事のルール」
今や、山梨県歌となっているとも云われる、かの「武田節」に、「−人は石垣人 は城、情けは味方仇は敵」という有名な一節がありますが、実際の戦の有無に関わらず、常在戦場の備えと心構えを要した戦国時代の将、武田信玄の哲学を、そのまま表した歌詞とされています。 ***ところで昭和20年...
「有事のルール」 その2の序
※ 「有事のルール その1」及び「その1の2」と併せてお読みいただくと、論稿の全体像がより明確に理解していただけるものと思います。平時=旧体制=が、文字通り有事へと暗転してすでに6年。今にして思えば、私達は、舞台回しの合図(会社法の施行)をうっかり聞き逃し、皮肉な事にそれを聞き漏らさなかったのが、「...
「有事のルール」 その2の3
注 <事例1>等につきましては、従前のレポートをご請求ください。<事例2>の概要は、およそ次のとおりです。疲労感の滲んだ面持ち、言葉数の減少、時々起こる作業の中断、集中力を欠いた反応など、同僚の体調不具合を感じさせる日常の様子を心配して寄せられた周囲の声を受け、管理者は状況を直接把握すべく、直ぐさま...
「有事のルール」 番外編
今日現在の「平時」は、既にかつての「有事」に匹敵するポジションにあるという仮説に基づき、ここ数ヶ月、いくつかの具体例を引き合いに検討を加えて参りましたが、これがそう的外れでないのは、異論がないところかと思われます。それを踏まえ、今後は具体的なルールの検証段階に入ってゆく訳ですが、その前に、この課題の...
「有事のルール」 その3
日常に潜む、融資引き上げやストップ等の金融リスクについては、何となく判るような気がします。それでも、このような行為は、資金の出し手側にとっても、本当はリスキーな話ではないのか−そもそも金融機関の儲けは貸付による利子収入であるはず−それが何故、貸しはがしや貸し渋り等、自分で自分の首を絞める行為に走るの...
「有事のルール」 番外編 その5
前回(フリーレポート)、銀行との関係の転換を図るカギは「目利き」にある−と書きましたが、一方で銀行サイドには、目利きを行うに十分な情報が無い−ことにも触れました。誰もが感ずる通り、例の公式は企業の真の姿を反映しておらず、ましてそれを企業価値とは呼べない−が、決算書からはこれ以上の事実は把握できないの...
「有事のルール」 番外編 その6
【資産毎の事業価値】括り出しは、一義的にはリスクの連鎖を断ち切る為の手段ではありますが、視点を変えればその作業は、【事業の棚卸しそのもの】と云って良く、それが事業運営の環境整備をもたらす「内外のステークホルダーへ向けて発信するレポートとなりメッセージ」となるのではないか−と考えています。無論、その企...
「有事のルール」 本編1
今号では番外編から一旦本編に立ち返り、有事のルールのそもそもの機縁となった「組織運営を風化のリスクに晒す一因」となりかねない「医師の所見」=高度な専門性というカベに遮られ、異論を差し挟み難いある種絶対的な見立て=について、たまたま時宜を得たため、二回にわたり洗い直しを行うことと致しました。 4月号以...
「有事のルール・本編「医師との連携・情報交換に立ちふさがる課題−2」
2010年度の疾病費用総額3兆円強(直接費用(1)2100億、間接費用(2)2兆9000億弱)の内、メンタルヘルス関係は4分の1を占めると推計されています。(1)診察、検査、治療、処方、薬剤等診療機関で直接掛かる費用(2)失われた所得、休・失業給付金等労働損失により生じた費用こうした費用は単なるコス...
「有事のルール・本編「医師との連携・情報交換に立ちふさがる課題‐2個別テーマ解題...
1.愁訴に基づくウツ診断は何故曖昧にならざるを得ないのか?現状の判断のボーダーは、抑うつ状態、興味・喜びの低下、食欲減退、不眠、無気力、希死概念など、国際基準(ICD−10やDSM−W)とされる9つの症状のうち5つ以上が該当すれば=つまり四捨五入方式で=ウツと診断される設定となっています。極論すれば...
「有事のルール − まとめ/その1」
ルール変更を促すのは、経済活動の変動から生ずる法制度や規範、やがては常識、価値観に至る社会状況全体の変化です。本論の趣旨に沿って云えば「怪我と弁当は自分持ち」が左程異端視されなかった当時の感覚で事業運営を行える土俵は最早無く、たとえば「セクハラ・パワハラ・マタハラ」を常に意識しつつ舵取りをしなければ...
「有事のルール − まとめ/その2」
社会経験も積まず、いきなり法曹のトップポジションに就く、いわば純粋培養の裁判官は、労働者と企業を善悪二元論で図式化して捉える傾向が強いのではないか−とする声があります。もしこれが、そう的外れな言説でないとすれば、こと労働裁判においては、規模の大小を問わず経営側はそれだけでアウェーの立場、つまり相手側...
「有事のルール ― まとめ/その3」
手本になるかどうかは判りませんが、常日頃の判断や対応の積み重ねに瑕疵がなければ、たとえトラブルが生じたとしても、物事はそうおかしな結論にはならない−ということを示す一例として、「三菱電機(うつ病)事件」を題材に取り上げてみました。今後、控訴がなされた場合の顛末までは予想の外ですが、少なくとも本判決は...
「有事のルール ― まとめ/その3 理想と現実」
●その時々−つまり、日常発生する様々な事象に対する判断の妥当性と対応の適否が結果の良し悪しを左右する、という事になるとすれば、さしづめ「パワハラ」などは法令上の定義もない上、当事者自身が渦中にあって周りが見えない状態に置かれていたり、そもそも渦中にあることすら気づかない場合すらあり得る「判断の目安と...
「有事のルール ― まとめ/その4 スマホと経営」
●従来−つまり平時−の価値基準や価値判断に基づく事業活動や組織運営が、現実によってしばしば手ひどいしっぺ返しに会うケースが増大している事から、その原因を究明する内、現状は最早「有事」と見立てなければならない段階に至っており、その有事に見合った新たな機軸=ルール=をどう作りこんでゆくか、が喫緊の課題と...
「有事のルール ― まとめ/その5 スマホと経営2」
●おみこし型−>騎馬戦型−>おんぶ型−−−何を指す表記なのでしょうか?これは、「老々介護」や「認認介護」等の命名上手で知られる評論家の樋口恵子氏が、人口ピラミッドの変化を端的に表現したもので、1990年に20−64才層が65才以上を支えたとき、担ぎ手はおよそ5人で乗り手は一人、これが2010年に担ぎ...
「有事のルール ― まとめ/その6「迫り来る法改正の荒波」
●アベノ・ミクスのカンフル効果も、持ってオリンピック終了まで−とする冷ややかな見方が、少しずつ広まってきているようですが、夏日を思わせる暖かさについ気も緩みがちで居た処、一晩の内に辺りはすっかり雪景色−という位、経済環境を一変させてしまいかねない変動要因が至る所に伏在している今日、7年先の見通しを話...
「有事のルール ― まとめ/その7「迫り来る法改正の荒波」
●韓国の大型客船が急旋回の後沈没し、死傷者数十名、3百名近くの修学旅行客等が船内に閉じ込められ、安否不明なまま既に6日を経過(記事作成日現在)、捜索も難航している−というショッキングなニュースが報じられています。生存者が、少しでも多く発見されるのを祈るばかりですが、続報を見る限り、楽観できそうにあり...
「有事のルール ― まとめ/その8「迫り来る法改正の荒波−3」
●実態が今一つはっきりしないまま、鬨の声だけが遠くで聞こえていたアベノミクスの第三の矢=「成長戦略」=がいきなり放たれ、矢羽の唸りとともに、私共の頭上に降り注いで来た−このところの当局の動きには、正に怒涛のような一気呵成の圧力が感じられます。円安、株高、デフレ脱却のそろい踏みで弾みを付け、一気に増税...
有事のルール−まとめ/その9「迫り来る法改正の荒波−4」
●「残業代ゼロ!!」−先月末、マスコミが挙ってニュース配信に使ったヘッドラインです。表向き否定されてはいたものの、事実上、第一次安倍内閣当時に実現を目指して頓挫した、悪名高き「ホワイトカラー・エクゼンプション(W・E)」の復活・焼き直しであった事は明らかです。5月26日から28日に掛け、一部の文言が...
有事のルール−まとめ/その10「迫り来る法改正の荒波−5」
●アベノ・ミクスの柱の一つである雇用制度改革。その骨子立案に深く関わってきたのが、経済財政諮問会議や産業競争力会議等の諮問機関である事は、今や公然の事実です。「女性の積極的な活用」や「管理職への登用」など、セクハラ野次で図らずも馬脚を現すに至ったその空虚な内実とは裏腹に、字面だけ見れば真にもっともな...
有事のルール−まとめ/その11「迫り来る法改正の荒波−6」
●本題に入る前に、別角度から、このテーマとも通底する課題を拾い上げてみようと思います。●このところ活発化しているといわれる、「事業資金」をめぐる金融当局とその指導監督下にある金融機関の動きに現れている「規制問題」です。キッカケは、オリンピックの招致決定で、昨年十月を期に、当局の姿勢が急変し、不良債権...
有事のルール−まとめ/その12「迫りくる法改正の荒波−7」
●前回、改革特区(福岡)における雇用指針において、「職務給」の推進に言及している点に触れましたが、それには、単に外資が、母国の風土で馴染んできたシステムをそのまま持ち込める、活動し易い環境を整えるというに止まらず、永年同一価値労働・同一賃金の原則実現を主張してきた労働側の口を封ずる意図も含まれていた...
有事のルール−まとめ/その13「迫りくる法改正の荒波−8」
●特区(福岡)での限定的、実験的なガイドラインとは云え、この雇用指針が打ち出された背景には、長期雇用を前提としない外部労働市場型の雇用風土を醸成したい、という財界(労働政策審議会メンバー)の根強い意向が働いているのは明らかです。「多様な正社員を労使双方にとって望ましい形で普及させる」事−をスローガン...
有事のルール−まとめ/その13「迫りくる法改正の荒波−9」
●多くの方にとっては一体何のコト?−かと思われるであろう「専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法」が、この10月29日、第187回国会(参議院)で、賛成153/反対77で可決成立しました。これは、労働契約法第18条=同じ使用者との間で通算契約期間5年超となるパート等の非正規有期労働者...
有事のルール−:「260分の1=365分の3?」
[序文」◯格差拡大を招いたとする政策批判をかわす為、よく用いられるのが、「偏在する富がオーバーフローすれば、それが徐々に下層に行き渡り、やがて庶民の懐も潤してゆく」という、トリクルダウンの構図を示すシャンパンタワーの絵柄ですが、この画をみるたびに、何故か子供の頃のほろ苦い思い出が甦ってきます。当時、...
有事のルール−まとめ/その13「迫りくる法改正の荒波−11」
●当局が有識者に委ね、構想されたはずの労働時間に関する「三位一体改革プラン」は、2号車(長時間労働による心身不調者増や生産性低下防止策としての月間残業上限80H規制)を切り離し、1号車(新しい時代状況に応じた新しい労働時間制度=年収1075万円基準による週40時間規制外し)と、かなり短めに改装した3...
有事のルール−:「人質事件は未来の暗示」 [迫りくる法改正の荒波−12]
その時為政者は、どような判断基準を以ってあのように発言したのかこの報道に接したとき、咄嗟に脳裏を過ぎったのは、「棄民」の二文字 でした 。<序文>●本件は外見上、確かに、伝統的ともいえる嘗ての棄民政策(明治末から始まった「南米移民」や昭和初期に開始された「満州開拓団」が典型。その実態を描いた作品に「...
有事のルール−:「法案を左右するプレッシャーグループ」 [迫りくる法改正の荒波...
<序文>労働者派遣法の改定作業が、予定通りには進捗していないようです。1986年に成立した「派遣法」は、幾度かの修正を経て来年で30年の節目となりますが、今次改定の最大の特徴は、派遣メンバーの顔ぶれさえ変われば、受入れ企業(派遣先)側は、いわば永久に派遣労働者を使い続けることができる−という点にある...
有事のルール2704[迫り来る法改正の荒波−14:マイナンバーの終着点]
●新聞やテレビ等のメディアを通して、このところ広報活動が活発化しつつあるマイナンバー制度。弁護士や私共の同業者も含め、関連法改正をビジネスチャンスと捉え、セミナー等に結び付けようという動きも広がっているようです。●中でも、最も目立つのは、いわゆるIT業者やソフト開発業者、セキュリティ業界関係者等の面...
有事のルール−:「続・マイナンバーの終着点」 [迫りくる法改正の荒波−15]
<序文>大涌谷を中心に、俄かに活発化した火山活動が、観光業界に大きな影を落としている箱根。他方、警戒レベル2が解除されないまま、周囲1キロ圏内の立ち入り禁止が続く阿蘇中岳周辺地域。一見全く別々で、関係性が無いかの様に見える出来事や現象が、稀にではあれ、密かに地下深くで繋がっている−という事があります...
収益力向上と人財育成の両立を図る
「主要取引先の経営環境が悪化」「主力商品の価格が下落」「しかしながら、社員から新しいアイデアや打開策が出てこない」本レポートでは、このような相談から始まった支援策の事例の要点をまとめております。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜「どうすれば成長するのか」先が予測できない、今のよう...
社員50名から真剣に考える強い組織のつくり方
■下記項目に思い当たる管理者の方々に手に取って頂きたい レポートです。・社員のやる気が継続しない。・任せることができる人材が育たない。・せっかく育った優秀な人材が辞めてしまう。(どちらかと言うと優秀でない人材が会社に残ってしまう)・管理者が現場を離れることができない。・その他、社員教育や人材育成に悩...
有事のルール−:「続・マイナンバーの終着点」 [迫りくる法改正の荒波−15](...
<序文>先ずは、次の表をじっくり観察してみて戴きたいと思います。真ん中から左が25年10月1日現在の、右側が26年10月1日現在の何かの数値を表しています。: 25/10/1 : 26/10/1 ----------:-----------H 25 00 101 : 26 00 10123 0...
有事のルール:「悪法も無法に勝る?」 [迫りくる法改正の荒波−17]
●賄賂の横行を招き、世の中にモラルハザードを蔓延させた元凶として、何かと評判が悪い「田沼政治」。この田沼政権と現政権には、幾つかの共通点がある−といわれています。公共事業中心の施策展開と増税政策がその主な理由のようですが、同じ増税でも、その姿勢には大きな隔たりがあるように感じられます。●確かに田沼意...
有事のルール−:「士農工商…」[迫りくる法改正の荒波−18]
英独仏等の欧州先進国と日本の違いは、一体どこにあるのでしょうか?民族上の分類では、アングロサクソンの英国、独仏がゲルマンで日本が大和。日英が島国なのに対し独仏は大陸。通貨圏では、日英が円とポンドで独仏がユーロ 。法体系で見ると英国は英米法で、独仏は大陸法、日本 はハイブリッド型−という風に、括り(カ...
有事のルール−:「士農工商…」[迫りくる法改正の荒波−19]
<序文>本年10月改訂の地域別最低賃金−。例によって高知、鳥取など、地域金融機関の存続すら危ぶまれている最下位の地方では、対東京比で、時間当たり210円もの格差が生じています。差別化可能な特産物は限られ、交通の便も悪く、商流、物流面でも比較劣位にある環境となれば、産業は根付かず、近在の大生産地、大消...
有事のルール−:「ファーイースト…」 [迫りくる法改正の荒波−20]
<序文>●ナイチンゲール…と云えば、敵味方の区別なく傷病兵の手当を行った「白衣の天使」のモデルとして誰しも知るところですが、彼女が活躍したその地で行われたのが、他でもないクリミア戦争。そして、「英仏土VS露」間のその戦争は、5年後に戦端が開かれ、当時の米国を二分する激しい戦となった南北戦争を経て、お...
有事のルール−:「ファーイーストと部分最適」 [迫りくる法改正の荒波−21]
<序文>前号で取り上げた通り、戊辰の役勃発は、生産技術の発展と余剰在庫問題に原因の一端があった訳ですが、その構図は、別の形で21世紀の現代にも引き継がれている、と見なければなりません。その典型が、一時、最強の生産技術として世界を席巻した、お馴染みのJIT=トヨタのカンバン方式として名を馳せた「ジャス...
有事のルール−:「多面化するファーイースト」 [迫りくる法改正の荒波−22]
元号の変わり目をもって時代を区切り、一繋がりの時間の流れに里程標を施す−という、私達の日常生活に馴染んだ何気ない習慣。元々が、天皇(王制)の代替わりに合わせた仕組みとして、奈良時代辺りから延々と続いてきているかの様に思いがちですが、実はこの法則が適合するのは、明治以降の事。起源は「大化」のころとされ...
有事のルール−:「ファーイーストが負った借財」 [迫りくる法改正の荒波−23]
前回は、私達の老後を支える年金資産が、米国債購入に充てられている件(GPIF問題)を通して見える、巧みな属国化のプロセスを取り上げてみましたが、少し詳しく調べてみると、この様な取り扱いは、形こそ異なれ、既に100年以上前から行われてきたことが改めて判って参りました。そこで今次レポートでは、そのきっか...
有事のルール:「今も占領下にあり続けるファーイースト・1」 [迫りくる法改正の...
<はじめに>この処、様々な分野で法改正(民法、国家戦略特区法、労働法等)に向けた圧力が高まっていますが、これは恐らく、90年代あたりから盛んに叫ばれ始めた「構造改革」路線の延長線上にある、と見て間違い無いのではないかと思われます。それを検証する為、本号では、終戦以来の米国の対日政策の変遷を追って見る...
M&Aによる海外展開の盲点と税務のポイント
金子 博人 / 金子博人法律事務所リーガルサービスだけでなく総合的な企業支援を実施。M&Aは、マッチングを含めた支援をし、経営の多角化・技術移転を目指すほか、強力な企業再生を推進。社長のM&A学企業再生倒産回避―民事再生法と日本経済の活力「 企業再編務訴訟でなぜIBMは勝訴しヤフーは負けたか?」...