東日本大震災により被害に遭われた皆様、ご家族の方々に心よりお見舞いを申し上げるとともに、被災地の一日も早い復旧復興を心よりお祈り申し上げます。
急激に技術力を身につけた隣国をはじめ、世界のどの工業国でも限りなく高品質(Q)の商品を開発できる実力を有しています。そこに、「C(コスト)」と「D(期日)」と「Pa(特許)」を加味する商品開発のストラテジーを有してはじめて、競争の土俵にのぼれる時代となりました。特に「C」に関しては、熾烈な競争が展開されています。
コスト競争に勝つために、多くの企業では「低コスト化活動」が盛んですが、よく出るアイデアが「二体部品の一体化」や「金属部品の樹脂化」ですが、本当に低コスト化が図れるのでしょうか?このような図面がないシーンでも、およそのコストと型費の概算見積りが設計者や生産技術者に求められています。この概算見積りを「設計見積り」と言います。
また、100円ショップのオーナーから「50cmの定規を設計してほしい」との注文があったとき、図面を描く前の構想段階で、あなたはその材料と加工法を理解して定価100円に対する原価をもとめ、設計の目標コストを決定し、材料選択をはじめ、設計が可能か否かを判断する必要があります。前述同様に、この概算見積りを「設計見積り」と言います。
そこで本セミナーは、やさしい講義と豊富な演習でこれらの策に一躍を担います。